製造保安責任者免状
9区分
化学・機械6区分、冷凍機械3区分
9つの免状区分 比較ガイド
免状区分は9つあり、担当する設備と職務に応じて選ぶ必要があります。
高圧ガス製造保安責任者は一つの免状ではありません。甲種化学・甲種機械・乙種化学・乙種機械・丙種化学(液石)・丙種化学(特別)・第一種冷凍機械・第二種冷凍機械・第三種冷凍機械の9区分があり、選任できる職務、施設規模、試験問題、科目免除の条件が異なります。まず仕事に合う区分を選び、その区分だけを深く学びます。
製造保安責任者免状
9区分
化学・機械6区分、冷凍機械3区分
令和7年度 全科目合格率
18.6〜50.2%
免除者を含む区分合計とは分離
試験科目
2〜3科目
第三種冷凍機械だけ学識なし
合格基準
各科目約60%
科目ごとに基準を満たす
令和8年度 試験日
11月8日
電子申請は8月17日〜9月2日
対象範囲
一般高圧ガスの化学・機械系6区分と、冷凍機械3区分に分かれます。さらに甲種・乙種・丙種、第一種・第二種・第三種で、選任できる職務や施設規模、試験形式が変わります。
試験に合格して免状を受けても、法定責任者への選任には区分ごとに定められた経験が必要です。販売主任者と液化石油ガス設備士は、この9区分には含まれません。
問題数
35〜60問等
試験時間
最大270分
法令20問、保安管理技術10〜20問、学識10〜20問または記述5〜6問。第三種冷凍機械だけ学識がありません。各科目約60%が必要です。
問題数
法令20問
試験時間
60分
講習受講後の技術検定に合格すると、保安管理技術と学識が免除されます。講習と国家試験は別申込みで、法令には合格が必要です。
問題数
組合せ別
試験時間
科目別
既に合格した試験や保有免状との組合せにより、一部科目が免除される場合があります。対象は区分別の公式免除表で確認します。
試験概要
職務範囲、受験資格、問題数、合格基準を、資格区分・受験ルートごとに紹介します。
誰でも受験可
年齢、学歴、性別、経験等に関係なく受験できます。
9つの別区分
申込み、試験、合否、免状、選任範囲は区分ごとです。
甲化・甲機・一冷
甲種化学、甲種機械、第一種冷凍機械の3区分です。
残る6区分
乙化・乙機・丙液・丙特・二冷・三冷です。
20+15+記述6問
法令、保安管理技術、高度の応用化学です。
20+15+記述5問
学識は記述式。対象技術は一般高圧ガスと冷凍で異なります。
20+15+15問
3科目とも択一式です。
各20+20+20問
液石と特別は別区分で、保安管理技術と学識の対象も異なります。
20+10+10問
法令、保安管理技術、学識の3科目・択一式です。
20+15問
法令と保安管理技術のみで、学識はありません。
60・90・120分
法令・保安管理技術・学識の順。免除科目がある場合は受験する時間帯だけ出席します。
9,800〜17,300円
区分別。書面申請は各区分500円高く、いずれも非課税です。
修了後は法令のみ
講習の技術検定合格が必要で、国家試験は別途申込みます。
免状+所定の経験
試験合格や免状交付だけで、すべての法定職務に直ちに選任されるわけではありません。
11月8日実施
電子申請は8月17日10時から9月2日17時までです。
Webから印刷
令和8年度から受験者自身が専用サイトでダウンロード・印刷します。
資格名の近さではなく、実際の施設・職務から区分を決めます。講習ルートを使う場合も、国家試験の申込みは別に必要です。
扱うガス、設備規模、冷凍能力、希望する法定職務を確認し、9区分から一つを選びます。
全科目受験、講習修了、既得免状・試験合格による個別免除のどれかを公式表で確定します。
受験地、受付期間、手数料を確認し、免除申請がある場合は証書番号や証明書類も準備します。
Web発行の受験票を印刷し、受験する科目の集合時刻と会場を確認します。
統計
各区分で法令・保安管理技術・学識(第三種冷凍は2科目)を受験した人だけを表示します。区分の専門範囲と形式が違うため、順位ではなく自分の受験区分の目安として読みます。
甲種化学責任者
令和7年度・全科目
18.6%
甲種機械責任者
令和7年度・全科目
27.6%
乙種化学責任者
令和7年度・全科目
34.6%
乙種機械責任者
令和7年度・全科目
30.4%
丙種化学(液化石油ガス)責任者
令和7年度・全科目
19.6%
丙種化学(特別試験科目)責任者
令和7年度・全科目
24.7%
第一種冷凍機械責任者
令和7年度・全科目
50.2%
第二種冷凍機械責任者
令和7年度・全科目
38.2%
第三種冷凍機械責任者
令和7年度・全科目
45.0%
公式統計の「計」には、講習修了等により保安管理技術・学識が免除された人や全科目免除者が含まれます。このページの棒グラフは、全科目試験の難易度を誤認しないよう「全科目受験」だけを使用しています。
難易度の目安
令和7年度の全科目受験合格率は、甲種化学18.6%、甲種機械27.6%、乙種化学34.6%、乙種機械30.4%、丙種液石19.6%、丙種特別24.7%、第一種冷凍50.2%、第二種冷凍38.2%、第三種冷凍45.0%でした。一方、講習修了等の免除者を含む区分合計は47.4〜71.1%です。母集団と受験科目が違うため、合計値を全科目試験の難易度として使いません。
資格区分
同じ「高圧ガス製造保安責任者」でも、対象施設、選任できる職務、問題数、学識の形式が異なります。9区分を同じ説明で済ませず、個別に確認します。
選任できる範囲
所定の経験があれば、ガスの種類・製造施設の規模に制限なく、保安技術管理者・保安主任者・保安係員に選任され得ます。
石油化学コンビナートなどの高圧ガス製造事業所で、化学プロセスを含む保安の統括的業務を担う方向です。
出題範囲
化学計算と説明記述まで必要です。講習修了ルートでは国家試験の法令のみを受験します。
選任できる範囲
所定の経験があれば、ガスの種類・製造施設の規模に制限なく、保安技術管理者・保安主任者・保安係員に選任され得ます。
石油化学コンビナートなどで、圧縮機、ポンプ、圧力容器、配管、材料・検査を含む機械系保安を担う方向です。
出題範囲
熱・流体・材料強度などを途中式付きで解く練習が必要です。講習修了ルートでは法令のみです。
選任できる範囲
ガスの種類に制限はありません。保安技術管理者は処理能力100万m³/日未満に限られ、保安主任者・保安係員は施設規模の制限なく選任され得ます。
一般高圧ガス製造事業所や石油化学事業所で、化学に関する通常の保安管理と実務を担う方向です。
出題範囲
甲種の記述式とは異なり択一式ですが、燃焼・物性・反応・ガス特性の計算を避けないことが重要です。
選任できる範囲
ガスの種類に制限はありません。保安技術管理者は処理能力100万m³/日未満に限られ、保安主任者・保安係員は施設規模の制限なく選任され得ます。
一般高圧ガス製造事業所や石油化学事業所で、機械に関する通常の保安管理と設備実務を担う方向です。
出題範囲
設備保安と学識の両方で、圧縮機・ポンプ・材料・漏えいが問われます。
選任できる範囲
主にLPガス施設が対象です。保安技術管理者は処理能力100万m³/日未満のLPガス事業所、保安主任者・保安係員はLPガスに限り選任され得ます。
LPガス充塡事業所、LPガススタンドなどで、貯槽、充塡、供給、容器・タンクローリの保安を担う方向です。
出題範囲
丙種特別とは別区分です。プロパン・ブタンの物性、充塡・供給設備、容器・燃焼を重点化します。
選任できる範囲
高圧ガスの種類・製造施設の規模に制限なく、所定の経験があれば保安係員に選任され得ます。保安技術管理者・保安主任者には選任できません。
石油化学製造事業所、充塡事業所、天然ガススタンドなどで、製造施設の実務的な保安を担う方向です。
出題範囲
液石の縮小版ではありません。材料、溶接、計装、圧縮機、安全装置、工事安全と基礎計算を横断します。
選任できる範囲
所定の経験があれば、冷媒ガスの種類・1日の冷凍能力に制限なく、冷凍保安責任者に選任され得ます。
大型冷凍空調設備、冷凍倉庫、冷凍冷蔵工場などで、冷凍製造の統括的な保安を担う方向です。
出題範囲
二段圧縮、熱交換器、冷媒、圧力容器などの計算を、途中式と単位を示して解く力が必要です。
選任できる範囲
所定の経験があれば、冷媒ガスの種類を問わず、1日の冷凍能力300トン未満の製造施設で冷凍保安責任者に選任され得ます。
中型冷凍空調設備、冷凍倉庫、冷凍冷蔵工場などで、冷凍製造の保安を担う方向です。
出題範囲
p-h線図、COP、圧縮機、熱交換器、冷媒・油、圧力容器を10問の学識で横断します。
選任できる範囲
所定の経験があれば、冷媒ガスの種類を問わず、1日の冷凍能力100トン未満の製造施設で冷凍保安責任者に選任され得ます。
小型冷凍空調設備、冷凍倉庫、冷凍冷蔵工場などで、冷凍製造の保安を担う方向です。
出題範囲
学識科目はありませんが、保安管理技術では冷凍原理、熱移動、機器、材料強度、運転保守まで扱います。
頻出テーマ
令和7年度の公式問題を区分別に確認すると、法令20問は全区分にありますが、保安管理技術と学識は大きく分かれます。化学・機械系は燃焼・ガス性質・材料・圧縮機・漏えい防止・設備管理、丙種液石はLPガスの貯槽・充塡・供給・燃焼、丙種特別は基礎化学・機械とプラント保安、冷凍3区分は冷凍サイクル・圧縮機・熱交換器・制御・保守が中心です。甲種と第一種冷凍の学識は記述式なので、択一式だけでは完成しません。
高圧ガスの定義、適用除外、第一種・第二種製造者、技術基準、保安検査、法定責任者、容器・移動を扱います。
間違えやすいポイント:一般則、液化石油ガス保安規則、冷凍保安規則の対象施設や数値を、別区分のまま覚えることです。
燃焼・爆発、ガスの性質、材料劣化、計装、圧縮機・ポンプ、漏えい防止、安全装置、防災、運転・検査を扱います。
間違えやすいポイント:機器名と現象を丸暗記し、異常の原因から検知・遮断・放出・防災・消火までの関係を説明できないことです。
化学系は気体、気液平衡、反応速度、燃焼・爆発、物性を、機械系は熱力学、流体、伝熱、材料強度、圧力容器、圧縮機・ポンプを扱います。
間違えやすいポイント:公式だけを覚え、絶対圧力、単位、物質収支・熱収支、前提条件を確認せず代入することです。
貯槽・附属品、配管・弁、液送ポンプ、容器充塡、タンクローリ、供給方式、燃焼、検知・消火、開放検査を扱います。
間違えやすいポイント:丙種液石を一般高圧ガスの縮小版として学び、LPガス固有の設備・作業手順・物性計算を落とすことです。
掲載している例題は、主な出題分野を理解するために当サイトが作成したものです。公式問題や過去問題を転載したものではありません。
区分選択
冷媒ガスの種類を問わず、1日の冷凍能力が300トン未満の製造施設で冷凍保安責任者として選任対象になり得る免状はどれですか。
答え: 第二種冷凍機械責任者
第二種冷凍機械責任者の範囲は1日の冷凍能力300トン未満です。実際の選任には、免状に加えて所定の経験等が必要です。
試験形式
高圧ガス製造保安責任者試験の9区分のうち、法令と保安管理技術の2科目だけで、学識がない区分はどれですか。
答え: 第三種冷凍機械
第三種冷凍機械は法令20問と保安管理技術15問です。他の8区分は学識を含む3科目です。
受験ルート
KHKの所定講習を受講し技術検定に合格した人が、対応する製造保安責任者国家試験で原則受験する科目はどれですか。
答え: 法令
講習修了者は保安管理技術と学識が免除され、国家試験では法令を受験します。講習とは別に国家試験への申込みが必要です。
学習の要点
必要な免状、受験する科目、区分固有の設備・物性の順に学習範囲を決めます。全科目を受験する場合は、法令20問を独立して反復し、保安管理技術と学識は同じ設備の仕組みに沿って学びます。たとえば圧縮機なら、原理・性能計算、材料・軸封、異常兆候、安全装置、法定検査を対応させます。講習を利用する場合も、法令には別途合格する必要があります。
学習計画
対象区分と受験ルートを先に固定し、受けない区分の専門範囲へ学習を広げません。
一般高圧ガス、LPガス、冷凍のどの施設で、どの法定職務を担う可能性があるかを勤務先と確認します。
学習時間、講習日程、費用、技術検定、国家試験の別申込みまで比較し、自分の受験科目を確定します。
定義、許可・届出、技術基準、保安体制、容器・移動について、受験区分に適用される規則と施設条件を学びます。
化学、機械、LPガス、冷凍の設備について、物性・計算・材料・安全装置・運転保守を関連づけて学びます。
一科目の高得点で他科目を補えないため、60分・90分・120分の科目別演習で、すべての受験科目を合格水準へ上げます。
申込んだ略称、受験する科目、集合時間、試験地を確認します。
令和8年度は令和8年4月1日現在施行の法令に基づくため、公表問題の令和7年基準を現行内容で上書きします。
対象区分の設備の仕組み、異常原因、安全装置、主要な式と単位を一枚の図で確認します。
Web発行の受験票、写真、筆記用具、計算機の可否、科目ごとの集合時刻を令和8年度案内で確認します。
制度、費用、日程、出題範囲は変更されることがあります。申し込み前に必ず公式案内をご確認ください。