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設備・運転

二級ボイラー技士 免許試験ガイド

二級ボイラー技士

学科試験に合格した上で、免許交付要件を満たす必要があります。

小規模・小型を除く所定のボイラーを取り扱うための免許です。学科試験は誰でも受けられますが、合格だけで直ちに免許が交付されるとは限りません。実地修習、技能講習後の取扱経験、ボイラー実技講習など、法定要件のいずれかを別に確認します。

情報確認日:本文更新日:

令和7年度 受験者

21,349人

全国の学科試験

令和7年度 合格率

52.9%

合格者11,303人

問題数

40問

4科目各10問・五肢択一

試験時間

3時間

科目免除なし

免許交付

別途要件あり

実技講習・実地修習など

試験概要

試験概要

試験形式、受験条件、費用など、申し込み前に必要な情報を紹介します。

資格の範囲

所定のボイラーを取り扱う免許

小規模・小型ボイラーなどは法令上の扱いが異なります。設備区分を確認します。

作業主任者の範囲

原則、伝熱面積合計25㎡未満

二級免許で作業主任者に選任できる範囲。ボイラー種類による伝熱面積の換算・例外があります。

試験形式

学科40問・五肢択一式

4科目各10問、試験時間3時間。実技試験と科目免除はありません。

合格基準

各科目40%以上、かつ合計60%以上

総合点に加え、4科目それぞれの最低基準を満たす必要があります。

受験資格

不要

実務経験や講習修了がなくても学科試験を受験できます。本人確認証明書は必要です。

科目免除

なし

全受験者が構造、取扱い、燃料・燃焼、法令の4科目を受験します。

免許交付要件

法定要件のいずれか

例として、ボイラー実技講習修了、6か月以上の実地修習、技能講習後4か月以上の小規模ボイラー取扱経験などがあります。

年齢

受験制限なし・免許は満18歳以上

満18歳未満は二級ボイラー技士免許を受けられません。

試験手数料

8,800円(非課税)

ボイラー実技講習の受講料や免許申請費用は別です。

日程・会場

多くの受験地で月1回前後

令和8年度は受験地ごとに実施回数が異なります。受付状況と最新日程を確認します。

公表問題の法令

掲載時点に注意

令和8年4月掲載問題は令和8年1月以降施行の法令に未対応と公式に注意書きがあります。

申し込みから試験当日まで

受験資格と免許交付要件は別です。自分がどの交付要件を満たすかを、試験申込み前から確認します。

  1. 1

    免許交付ルートを確認

    実技講習、実地修習、技能講習後の取扱経験、学歴・訓練など、該当する法定要件を確認します。

  2. 2

    講習・経験の時期を決める

    交付要件をまだ満たさない場合は、ボイラー実技講習などを免許申請までに修了する計画を立てます。

  3. 3

    試験地と日程を選ぶ

    各センター・試験場の最新日程と受付状況を確認し、オンラインまたは書面で申請します。

  4. 4

    学科試験に合格

    40問・3時間で4科目を受験し、各科目40%以上かつ合計60%以上を目指します。

  5. 5

    証明書類をそろえて免許申請

    合格通知書に加え、実技講習修了証や実務経験証明書など、自分のルートに必要な書類を提出します。

難易度の目安

難易度と合格基準

試験は定番論点が多く反復しやすい一方、構造・取扱い・燃焼・法令のどれかを捨てると40%未満になり得ます。また、試験合格後に免許交付要件を満たせず手続が止まらないよう、学習と講習・経験の計画を並行させます。

受験者数と合格率の推移

受験者数合格率
受験者数と合格率の推移01.0万2.0万3.0万受験者数(左軸)合格率(右軸)R6R7

グラフは横に動かすと、各年度の数値を大きく読めます。

出題構成

40問・4科目の配分

各科目10問・100点で、4科目が同じ比重です。

二級ボイラー技士試験の科目別出題割合構造取扱い燃料・燃焼法令

分野

問題数

全体比

各40%・計60%

構造

10問

25.0%

6問

取扱い

10問

25.0%

6問

燃料・燃焼

10問

25.0%

6問

法令

10問

25.0%

6問

頻出テーマ

主な出題分野

構造、取扱い、燃料・燃焼、関係法令の4科目・40問です。公表問題では、ボイラー形式と附属品、点火・水位異常・水処理、空気比と通風、伝熱面積と検査手続が繰り返し問われています。

ボイラー形式・水循環・伝熱面

炉筒煙管、水管、貫流、鋳鉄製などを、構造、圧力、保有水量、応答性で比較します。

間違えやすいポイント:形式名と長所短所を別々に暗記し、水・蒸気・ガスの流れを見失うことです。

附属品・自動制御・安全装置

安全弁、水面計、圧力計、給水装置、燃焼安全装置の役割と取付けを判断します。

間違えやすいポイント:似た部品名を、何を検知・制御するかで区別できないことです。

点火・低水位・キャリオーバ・吹出し

運転手順と異常の原因、兆候、影響、措置を組み合わせます。

間違えやすいポイント:危険な操作を単語だけで覚え、操作順や理由を逆にすることです。

給水・水処理・腐食・保存

スケール、スラッジ、溶存気体、清缶剤、脱気、満水・乾燥保存を区別します。

間違えやすいポイント:薬剤の目的と障害の原因を取り違えることです。

オリジナル例題で確認する出題のポイント

掲載している例題は、主な出題分野を理解するために当サイトが作成したものです。公式問題や過去問題を転載したものではありません。

取扱い

点火前の基本操作

オリジナル例題

油だきボイラーの点火前に、炉内や煙道に未燃ガスが残る危険を減らすために行う操作として最も適切なものはどれですか。

  1. 1. 先に燃料を噴霧する
  2. 2. 十分に換気する
  3. 3. 水面計を閉止する
  4. 4. 安全弁を固定する
  5. 5. 煙道ダンパを全閉にする

答え: 十分に換気する

点火前換気により未燃ガスを排出し、爆発的な着火や逆火の危険を減らします。

燃料・燃焼

空気比の計算

オリジナル例題

理論空気量が10m³、実際空気量が12m³のとき、空気比はいくらですか。

  1. 1. 0.8
  2. 2. 1.0
  3. 3. 1.2
  4. 4. 2.0
  5. 5. 2.2

答え: 1.2

空気比=実際空気量÷理論空気量なので、12÷10=1.2です。

学習の要点

学習のポイント

二級ボイラー技士試験では、水が加熱されて蒸気になり、燃料と空気が燃え、排ガスが熱を渡して外へ出る仕組みを理解する必要があります。設備の構造と運転操作を学んだ後に、燃焼と法令を関連づけると、部品名や数値を理由とともに覚えられます。

学習計画

学習の進め方

4科目を均等に仕上げながら、試験合格後の免許交付ルートも先に確定します。

基本の学習順序

  1. 1

    水・蒸気・燃焼ガスの流れを描く

    ボイラー形式、伝熱面、附属品を、何がどこを流れるかで区別します。

  2. 2

    通常時と異常時の操作を学ぶ

    点火、昇圧、給水、吹出し、停止の手順と、低水位・逆火・キャリオーバなどが起きたときの措置を学びます。

  3. 3

    燃焼の仕組みと熱損失を理解する

    燃料の性質、空気比、燃焼装置、排ガス、腐食、熱損失の関係を学びます。

  4. 4

    法令の基準と免許手続きを確認する

    伝熱面積、検査、届出、作業主任者の免許区分に加え、試験合格後の免許交付要件を確認します。

試験直前の確認事項

構造

形式、水循環、伝熱面、附属品、自動制御を役割と流れに沿って確認します。

  • 水・蒸気・ガスの通路を描く
  • 附属品の役割を一文で言う
  • 制御装置の検出対象を確認する
形式循環伝熱附属品

取扱い

点火、昇圧、水位、吹出し、水処理、停止・保存を通常と異常で確認します。

  • 操作順と理由をセットにする
  • 低水位時の危険を確認する
  • 薬剤を目的別に分ける
点火低水位吹出し水処理

燃焼・法令

燃料性状、空気比、バーナ、通風、伝熱面積、検査、主任者区分を確認します。

  • 引火点と発火を区別する
  • 通風方式を比較する
  • 公表問題の法令時点を現行規則で上書きする
燃料空気比通風伝熱面積検査

受験・免許実務

受験票、会場、本人確認書類に加え、免許交付に使う要件と証明書類を確認します。

  • 試験合格と免許交付を混同しない
  • 自分の交付要件を特定する
  • 必要な原本・写しを確認する
受験票実技講習実務証明免許申請