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IT・通信

情報セキュリティマネジメント 国家試験ガイド

情報セキュリティマネジメント

知識問題とケース問題で、職場の情報セキュリティ管理に必要な判断力を問います。

情報セキュリティマネジメント試験(SG)は、利用部門の情報セキュリティリーダーとして、情報資産の管理、リスク対応、委託先管理、インシデント対応などを進める基礎知識・技能を認定する国家試験区分です。受験資格の制限はなく、全国の会場でCBT方式により実施されます。

情報確認日:本文更新日:

令和7年度 受験者

45,924人

令和7年度の全国合計

令和7年度 合格率

70.0%

合格者32,141人

問題数

60問

科目A48問・科目B12問

試験時間

120分

2科目をまとめて実施

合格基準

600点

解答結果から算出される1,000点満点の評価点

試験概要

試験概要

試験形式、受験条件、費用など、申し込み前に必要な情報を紹介します。

対象者像

利用部門のセキュリティリーダー

情報資産とリスクを把握し、組織の規程に沿って対策を維持・改善する人を想定しています。

受験資格

どなたでも受験可能

年齢、学歴、実務経験による受験制限はありません。

受験手数料

7,500円(税込)

支払方法、期限、返還条件は申込時の案内で確認します。

試験形式

CBT・60問・120分

科目Aと科目Bを一つの試験時間内にまとめて実施します。

問題配分

A 48問/B 12問

科目Aは知識を四肢択一で、科目Bはケースを含む多肢選択で技能を問います。

合格基準

総合評価点600点以上

解答結果から算出される1,000点満点の評価点で判定します。科目別の基準点はなく、単純な正答率60%とも一致しません。

日程・会場

全国のCBT会場で随時

自宅オンライン試験ではありません。申込画面で空席のある会場・日時を選びます。

申込変更期限

試験日の3日前まで

会場・日時などの変更条件と、選択できる最後の試験日は支払方法や申込時期で異なります。

再受験

前回受験から30日超

次に指定できる受験日は、前回受験日の翌日から起算して30日を超えた日以降です。再度受験料が必要です。

成績と正式発表

終了後に評価点を表示

画面で総合評価点を確認できますが、正式な合格発表は受験月の翌月中旬から下旬です。

現行シラバス

Ver.4.1

情報流通プラットフォーム対処法への更新を反映した現行版です。受験時点の最新版を確認します。

2026年末以降

12月28日以降に休止予定

システムリプレースに伴う予定です。会場によって最終実施日が前後するため、空席を早めに確認します。

2027年度春頃

新試験制度へ移行予定

試験名、120分、科目A48問・科目B12問は維持予定です。出題範囲体系の表記は変わりますが、問う知識・技能の範囲自体は変えないとされています。

科目免除

SGには免除制度なし

基本情報技術者試験の科目A免除制度とは異なり、SGに試験の一部免除制度はありません。

申し込みから試験当日まで

利用者IDの登録、会場予約、受験、正式な合格発表の順に手続きが進みます。

  1. 1

    利用者IDを登録する

    CBT受験者マイページで利用者情報を登録します。ITパスポート用の利用者IDとは別です。

  2. 2

    会場・日時を選んで支払う

    試験区分、アンケート、会場・日時、送付先、支払方法の順に入力して予約を確定します。

  3. 3

    本人確認書類と会場を確認する

    変更は試験日の3日前までです。本人確認書類、集合時刻、経路を前日までに確認します。

  4. 4

    受験後の評価点と正式発表を確認する

    試験終了画面で総合評価点を確認し、翌月のIPA合格発表と合格証書発送を待ちます。

難易度の目安

難易度と合格基準

現行形式の合格率は、令和5年度72.6%、令和6年度69.0%、令和7年度70.0%です。ただし合格率だけで易しいとは判断できません。解答結果から算出される総合評価点で600点以上を取る必要があります。科目Aの関連分野も学び、科目Bの長文を本文の根拠に沿って最後まで解くことが大切です。

受験者数と合格率の推移

受験者数合格率
受験者数と合格率の推移02.0万4.0万6.0万受験者数(左軸)合格率(右軸)R5R6R7

グラフは横に動かすと、各年度の数値を大きく読めます。

出題構成

現行60問の公式配分

科目A48問(80%)と科目B12問(20%)を、120分で続けて解きます。合否は科目ごとの正答率ではなく、解答結果から算出される総合評価点で判定されます。

情報セキュリティマネジメント試験60問の科目Aと科目Bの配分科目A(知識)科目B(技能)

分野

問題数

問題数

科目A(知識)

48問

80.0%

科目B(技能)

12問

20.0%

頻出テーマ

主な出題分野

現行試験は科目A48問と科目B12問を合わせて120分で解きます。令和7年・8年の公開部分では、リスク・攻撃・認証などの短問に加え、クラウド、個人情報、物理的セキュリティ、ICT継続を扱う長い事例が出ています。

情報資産・リスク・情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)

守るべき資産を特定し、脅威と脆弱性からリスクを分析・評価し、回避・低減・移転・保有を選びます。

間違えやすいポイント:リスク対応の用語だけを覚え、評価基準や残留リスクとの関係を説明できないことです。

攻撃・脆弱性・認証・暗号

マルウェア、不正アクセス、ネットワーク攻撃、脆弱性評価、暗号、認証、アクセス制御を確認します。

間違えやすいポイント:攻撃名と製品名を暗記し、予防・検知・復旧のどこで効く対策かを説明できないことです。

事故対応チーム(CSIRT)・事業継続

検知、報告、封じ込め、復旧、再発防止と、目標復旧時点(RPO)・目標復旧時間(RTO)、バックアップ、訓練を組織の役割に当てはめます。

間違えやすいポイント:緊急対応と証拠保全、復旧と原因分析の順序を混同することです。

法規・個人情報・委託先管理

個人情報、匿名・仮名加工情報、不正アクセス、サイバーセキュリティ、契約と委託先の管理を扱います。

間違えやすいポイント:法律名だけを覚え、対象となる情報・行為・義務の違いを確認しないことです。

オリジナル例題で確認する出題のポイント

掲載している例題は、主な出題分野を理解するために当サイトが作成したものです。公式問題や過去問題を転載したものではありません。

科目A

残留リスクの考え方

オリジナル例題

情報セキュリティ対策を実施した後にも残り、組織が継続して管理する必要があるリスクを何と呼びますか。

  1. 1. 残留リスク
  2. 2. 機会リスク
  3. 3. 移転済みリスク
  4. 4. 未識別資産

答え: 残留リスク

管理策を実施してもリスクをゼロにできるとは限りません。残ったリスクを評価し、受容できるか、追加対応が必要かを判断します。

科目B

委託先のクラウド利用

オリジナル例題

個人情報を扱う業務を外部委託する際、委託元が最初に行う対応として最も適切なものはどれですか。

  1. 1. 委託先に全ての判断を任せる
  2. 2. 必要な管理策を契約で明確にし、実施状況を確認する
  3. 3. 事故が起きるまで監査しない
  4. 4. 利用者全員へ管理者権限を与える

答え: 必要な管理策を契約で明確にし、実施状況を確認する

委託しても委託元の管理責任がなくなるわけではありません。必要な管理策を契約に明記し、委託先の実施状況を継続して確認します。

学習の要点

学習のポイント

この試験では、業務部門が持つ情報資産を把握し、リスクを評価した上で、規程・契約・技術・教育を組み合わせた対策を選びます。事故が起きた後の対応と再発防止も出題範囲です。科目Aで用語を覚えるときに、科目Bのどの場面で誰が使う知識かまで説明できるようにすると、ケース問題にも対応しやすくなります。

学習計画

学習の進め方

科目Aで覚えた知識を科目Bの事例で使い、60問を120分で解き切る練習をします。

基本の学習順序

  1. 1

    受験日に適用される制度を確認する

    シラバスVer.4.1、2026年末以降の休止予定、2027年度の制度変更を確認し、自分の受験日に適用される内容を把握します。

  2. 2

    脅威・脆弱性と対策を対応させる

    守る情報資産、弱点、起こり得る影響、予防・検知・復旧策を対応させて覚えます。

  3. 3

    リスク管理とISMSの手順を学ぶ

    資産の特定からリスクの分析・評価・対応、管理策の実施、監視、見直しまでをPDCAに沿って学びます。

  4. 4

    法務・監査・サービス管理も学ぶ

    セキュリティ分野に加え、法規、監査、サービスレベル、ネットワーク、データの基礎を一通り学びます。

  5. 5

    科目Bは本文の根拠から判断する

    組織の規程、表の評価基準、時系列、担当者の役割を確認し、選択肢を本文の根拠と照合します。

  6. 6

    60問を120分で解く練習をする

    科目Aを素早く判断し、科目Bの長文に十分な時間を残せるよう、CBT形式で解く順番を調整します。

試験直前の確認事項

科目A・重点分野

機密性・完全性・可用性(CIA)、リスク、ISMS、攻撃、脆弱性、暗号、認証、アクセス管理、インシデント対応を確認します。

  • 脅威・脆弱性・影響・対策を対応させる
  • リスク対応4類型と残留リスクを区別する
  • 予防・検知・封じ込め・復旧の順を確認する
CIAリスクISMS攻撃認証インシデント

科目A・関連分野

法規、監査、サービス管理、ネットワーク、データ、システム信頼性、基礎計算を短時間で復習します。

  • 法律は対象情報・行為・義務で区別する
  • 監査人と被監査部門の役割を分ける
  • サブネットや期待値などの短い計算を解く
法規監査サービス管理ネットワークデータ計算

科目B

情報資産、委託先、クラウド、物理対策、継続計画、個人情報の事例を、本文の条件から判断します。

  • 設問を先に読み、必要な表と段落を特定する
  • 規程・評価基準・担当者へ印を付ける
  • 選択肢の各語を本文の根拠と照合する
情報資産委託先クラウド物理対策事業継続個人情報

受験実務

予約、本人確認書類、集合時刻、変更期限、試験後の正式発表を確認します。

  • 試験日の3日前までに登録内容を確認する
  • 本人確認書類と会場までの経路を用意する
  • 試験直後の評価点と翌月の正式発表を混同しない
予約内容本人確認書類集合時刻変更期限正式発表