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現場・労働安全

潜水士 免許試験ガイド

潜水士

業務潜水に必要な安全知識を学科試験で問います。

潜水器を使い、送気やボンベからの給気を受けて業務として潜水する際に必要となる免許です。試験は学科のみで、実際の潜水技能を証明する実技試験ではありません。制度と現場技能を分けて理解することから始めます。

情報確認日:本文更新日:

令和7年度 受験者

6,891人

合格者5,126人

令和7年度 合格率

74.4%

令和6年度は72.7%

問題数

40問

4科目各10問・五肢択一式

試験時間

4時間

休憩なしで実施

合格基準

各科目40%以上、かつ合計60%以上

1科目も基準未満にできません

試験概要

試験概要

試験形式、受験条件、費用など、申し込み前に必要な情報を紹介します。

受験手数料

8,800円(非課税)

労働安全衛生法に基づく免許学科試験の共通手数料です。

日程

試験会場ごとに異なる

令和8年度は各センター・試験場で設定日が異なります。

試験形式

学科・五肢択一式40問

4時間通しで実施され、科目免除はありません。

科目・配点

10問ずつ・配点は30/25/25/20点

問題数は同じでも科目ごとの配点が異なります。

受験資格

不要

本人確認証明書の添付が必要です。

年齢の注意

18歳未満は免許交付不可

受験制限ではなく、合格後の免許交付に関する制限です。

実技

試験には実技なし

業務に必要な潜水技能は、職場や訓練機関などで別途身につけます。

申し込みから試験当日まで

試験合格後に免許申請が必要です。受験と免許交付を同じ手続として扱わないようにします。

  1. 1

    会場と日程を選ぶ

    受験するセンター・試験場の開催日と空席を確認します。

  2. 2

    受験を申し込む

    オンラインまたは書面で申し込み、必要書類と写真を用意します。

  3. 3

    40問の学科試験を受ける

    4科目を4時間・休憩なしで受験します。

  4. 4

    免許を申請する

    合格通知後、厚生労働省の最新手続に従って免許交付を申請します。

難易度の目安

難易度と合格基準

令和7年度の合格率は74.4%ですが、各科目40%以上かつ合計60%以上が必要です。圧力計算や法令のどちらかに偏らず、4科目すべてを学ぶ必要があります。

受験者数と合格率の推移

受験者数合格率
受験者数と合格率の推移02,0004,0006,0008,000受験者数(左軸)合格率(右軸)R6R7

グラフは横に動かすと、各年度の数値を大きく読めます。

出題構成

40問・100点の科目構成

各科目10問です。帯の比率は問題数ではなく、30点・25点・25点・20点という配点割合を示します。

潜水士40問の科目別配点割合潜水業務送気・浮上高気圧障害関係法令

分野

問題数

配点比

潜水業務

10問

30.0%

送気・浮上

10問

25.0%

高気圧障害

10問

25.0%

関係法令

10問

20.0%

頻出テーマ

主な出題分野

直近2回の公表問題では、圧力・浮力の計算、送気設備と潜水器具、高気圧障害、点検・連絡・健康管理の法令が繰り返し出ています。4科目の内容が、潜水事故の防止にどう関わるかを理解することが重要です。

圧力・浮力・気体の計算

絶対圧力とゲージ圧力、分圧、浮力、気体の溶解、空気消費量を条件から計算します。

間違えやすいポイント:単位を揃えずに式へ入れることや、水面の大気圧を加え忘れることです。

送気設備・潜水器具

コンプレッサー、空気槽、送気ホース、圧力調整器、ヘルメット式・スクーバ式の装備を区別します。

間違えやすいポイント:名称だけを覚え、設置位置や故障時の役割を説明できないことです。

高気圧障害・救命処置

減圧症、圧外傷、空気塞栓症、ガス中毒、低体温、一次救命処置を扱います。

間違えやすいポイント:発生するタイミングと原因を混同し、似た症状だけで判断することです。

設備・点検・健康管理の法令

予備空気槽、特別教育、潜水前点検、連絡員、健康診断、作業記録を確認します。

間違えやすいポイント:担当者、実施時期、数値基準を別々に暗記して取り違えることです。

オリジナル例題で確認する出題のポイント

掲載している例題は、主な出題分野を理解するために当サイトが作成したものです。公式問題や過去問題を転載したものではありません。

潜水業務

圧力と気体の基本

オリジナル例題

温度が一定のまま周囲の圧力が高くなったとき、閉じ込められた気体の体積は一般にどうなりますか。

  1. 1. 大きくなる
  2. 2. 小さくなる
  3. 3. 必ず同じになる
  4. 4. 圧力とは無関係になる

答え: 小さくなる

圧力が高くなるほど気体の体積は小さくなるという関係が、浮力や潜降・浮上の理解の土台になります。

送気・潜降・浮上

浮上時の安全行動

オリジナル例題

通常の浮上で、圧力変化による障害を防ぐために優先する行動として適切なものはどれですか。

  1. 1. 呼吸を止めて急浮上する
  2. 2. 呼吸を続けて所定の浮上速度を守る
  3. 3. 装備をすべて外す
  4. 4. 水面直前だけ速度を上げる

答え: 呼吸を続けて所定の浮上速度を守る

急激な圧力低下と肺の過膨張を避けるため、呼吸を続けながら定められた手順で浮上します。

学習の要点

学習のポイント

学習は、潜降前の準備、潜降、水中作業、浮上、異常時対応の順に進めると理解しやすくなります。それぞれの場面で、圧力がどう変化するか、どの装備を使うか、人体にどのような影響があるか、法令上何が必要かを確認します。圧力計算を早めに練習し、装備は図で、障害は原因と症状の組合せで覚えます。

学習計画

学習の進め方

圧力計算、装備、高気圧障害、法令の順に学び、最後に40問を解いて苦手な科目を確認します。

基本の学習順序

  1. 1

    圧力・浮力・気体を先に固める

    圧力単位、絶対圧力、分圧、浮力、空気消費量の定番計算を解ける状態にします。

  2. 2

    送気設備と潜水器具の役割を理解する

    設備名、取り付け位置、役割、点検箇所を、潜水作業の順序に沿って確認します。

  3. 3

    高気圧障害を原因と症状で区別する

    原因、発症時期、症状、予防、応急対応を障害ごとに比較します。

  4. 4

    法令上の基準と担当者を覚える

    設備基準、点検、連絡員、健康診断、記録の要件を試験前に繰り返し確認します。

試験直前の確認事項

圧力・計算

単位、絶対圧力、分圧、浮力、空気量を確認します。

  • ゲージ圧力と絶対圧力を区別する
  • 単位を揃えてから式へ入れる
  • 深度と気体体積の関係を説明する
圧力浮力空気量

送気・装備

送気系統と潜水方式ごとの装備を確認します。

  • 設備の設置順序を言える
  • 調節用と予備の空気槽を区別する
  • 装備の点検目的を説明する
空気槽圧力調整器潜水器具

障害・救命

潜降・浮上時の障害と応急対応を区別します。

  • 原因と発症時期を対応させる
  • 予防行動を選べる
  • 一次救命処置の順序を確認する
減圧症圧外傷救命処置

法令・受験準備

最新法令、受験票、本人確認書類、会場を確認します。

  • 公表問題の法令を現行法令と照合する
  • 点検・連絡・記録の担当を区別する
  • 持ち物と開始時刻を確認する
法令受験票会場